Better Software Testing

ソフトウェアテストをもっと良くしたい

不具合データの可視化と分析 を読んだ

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プロジェクトの振り返りとして、定性的な感想や意見だけでは足りない部分をQAチームから定量的な指標をフィードバックすることで、より有意義で建設的な振り返りを実施できるように取り組んでいます。

これ、いいな。FACTFULNESSにも書いてあったが、印象と実際の状況って結構乖離があったりするから、事実ベースで議論できる土壌を作るのは大事だと思う。

Dashboardを通じて不具合チケットが特定な種別に偏っているのか分かるので、Adhoc 的なテストを実行する場合、操作面をもっとみるか、ユーザービリティ面をさらに見直すかなどの判断のもとになると考えます。

発生している不具合の状況から、重視するテストを切り替えるのは上手いやり方だと思う。これは参考になるなぁ。

テスト実行に一番大きく影響した問題にはなにかしらの突発的なことがあったと考えられます。そのため、案件進行中に発生したことを文章化して、今後類似案件を対応する際に参考になる素材になります。突発的なことから学べる経験を共有したり、今後同じ問題が再発しないように議論してトライを決めたりします。

あぁ、これもよさそう。振り返りのいい材料になると思う。ちゃんと文書化されていないと、重要な出来事でもうっかり忘れられたりするのよね、、で、繰り返してしまうという。

リスク管理の観点でいいやり方だと思った。

 

データの可視化、蓄積って基本的な部分ではあるけど、バタバタしているとおざなりになったり、サボったりしがちな印象。でも、やるとちゃんと効果出てくるんだよな。基礎をしっかりやっているという感じがして好印象だった。