入力フォームのバグについて
「登場人物、全員悪人」というキャッチコピーがぴったり来るフォームだ……何も信じられん…… pic.twitter.com/3BanRWCKYC
— moznion (@moznion) 2021年11月16日
これって、なんだか、やっかいなバグだなと思った次第。
多くの場合において入力フォームってシステムの本質的な機能ではないと思うのだが、おかしな表記があるとユーザーをガッカリさせかねない。
めっちゃ単純でわかりやすいバグのようにも思えるのだが、例えば入力項目がたくさんある場合はそれなりに集中力を使わないと容易に見のがされる類のものだと思う。
本質的な機能ではないのに、少し表記が変だとユーザーをガッカリさせかねないし、しかも見つけるのに注意力が必要、、ってややこしいと感じないだろうか?
このバグに気づく機会があった人って、どんな人なんだろう。
どの開発工程で埋め込まれたバグなのかはわからないけど、仕様を書くときにもコードを書くときにも気づくことができたものだと思う(バグが混入すること自体は仕方がない)。
例えば仕様作成の時点で埋め込まれたものだとしたら、仕様を書いた人(プロダクトマネジャー?)、プログラマー、テストエンジニアの3者は気づく機会があったのではないかなぁと。
ではなぜ見のがされてしまったかというと、色々理由がありそう:
- 仕様レビューがされていなかった
- 仕様レビューされていたけどチェックしていなかった
- 本バグを見つけられるテストケースが存在しなかった
- 本バグを見つけられるテストケースは存在したけど見逃してしまった
- 仕様レビューでチェックしていたしテストケースも存在したが、忙しすぎて見逃してしまった、あるいは不具合起票を忘れてしまった
入力フォームの品質が魅力品質なのか一元的品質なのか当たり前品質なのか、どれに該当するかはわからないが(狩野モデル)、もし一元的品質または当たり前品質なのであれば、開発工程のどこかに改善の余地があることを示唆しているのかな、と思う。
改善策としては、
- 仕様レビューでチェックしていなかった場合:チェック項目を追加する
- テストケースが存在しなかった場合:テストケースを追加する
といったことが考えられるが、なんだかイケてない気もする。結局これって「頑張って見つけましょう」と言っているのと同じ気がしているからだ。入力フォームがシステムの本質的な機能ではない場合、理想的には頑張らなくてもチェックできる仕組みがあるとうれしくなりそう。本質的でない部分にはリソースさきたくないよね、と思ってしまう。というわけで、これをチェックするChrome拡張機能があると嬉しいのかな、とも思ったが今日はここまで。